変化の多い時代で、上手く生きるには。

現代版・人生計画のあるべき形とは

前回の記事(「即行動派」と「計画実行派」どちらが正しいのだろうか。)で、「人生の最低ラインを把握した上で、到達しうる最善の未来を思い描きながら、即行動する人生」が良い人生だ、ということを提唱した。
もしまだ読んでいなければ、是非読んで頂きたい。

今回の記事では、「最低ラインの把握」および「到達しうつ最善の未来」について言及していきたい。

 

計画に沿った人生は無味乾燥したものになってしまう

最低ライン(資金計画)とは

最低ラインの把握をするということはつまり、資金計画を立てると言い換えたほうが分かりやすいかもしれない。
将来的に、いつ資金が必要で、それまでにどのくらいの期間でその資金を得るかという計算だ。

万が一支払いのタイミングで資金が足りない場合、ローンを使って支払うと思う。
資金計画がある上での計画的なローンであれば問題はないが、「お金がない」という理由でローンを組むのは非常に危険な選択である。

ローンは負の資産であるため、1つでも少ない方が良い。
あらかじめいくら支払いが発生するかを把握した上で、生活したほうがより良いのだ。

 

先に計画を立ててしまうと、つまらない人生になるのでは?

先に人生計画や資金計画を立ててしまうと、運命が決まってしまうようで不安になる人がいる。
また老後の人生を思い描くと、憂鬱になってしまう人も多いと思う。
誰しも若くて動ける時期に、老いぼれた自分の姿を思い描くのは苦痛だ。

しかし、それでも私は計画を立てる必要があると思う。
何故なら計画を立てて実行さえすれば、ある程度想定した人生を歩めるはずだ。
しかし無計画な人生では、想定している人生よりも悪い人生になる確率が圧倒的に高い。

それに後述する「柔軟な人生計画」であれば、憂鬱さもぐっと軽減するはずだ。

 

現代版人生計画。「柔軟な人生計画」

柔軟な人生計画とは、変化が多い現代に合った人生計画方法だ。
故本多静六氏が書いた人生計画の立て方は素晴らしい著作で大いに参考すべき内容であるが、現代において2点ほどそぐわない点がある。

一点が「可変性」で、もう一点が「面白さ」だ。

 

可変性(青線):ライフステージごとに人生計画を更新していく

本多静六氏が生きていた時代よりも遥かに現代の変化スピードは速い。
きっと本多氏が生きていた1900年頃に想定していた現代(2018年現在)と実際の現代では、全くかけ離れたものになっていると思う。

そこでこの変化スピードが速い時代において、定期的な人生計画の更新が必要になってくる。

「人生計画の立て方」では、定年までの人生計画を立てた後にもう一度人生計画を見直す必要があると説いている。
確かにコロコロ計画を変えてしまっては、到達したい目標まで到達できない可能性が高い。

しかし変化の多い現代では、5年に1度ペースで人生計画を見直す必要があると思う。
長寿時代と言われる現代の日本は人口構造も大きく変わっており、先行きを見通すのが非常に難しいことも一因だ。

人生に”背骨”を通すために「人生設計」を行い、成長において骨構造が変化するように「計画更新」していくのだ。

 

面白さ(赤線):大きくジャンプするためにあえて多少のリスクを取る

現代は社会の変化スピードがとても速いため、個人個人もその変化に対応していく必要がある。
そのため、あらかじめ立てた人生設計通りに沿って人生をこなしていくだけではもはや遅いのだ。

設計した人生計画に「遊び部分」を設けることにより、変化に対応するのだ。

もはや現代において英語が必須なことと同じくらい、「変化への対応力」は必須なものになってきていると思う。
出来る範囲でリスクを積極的に取り、変化の多い現代を生きることが得策だと思う。

 

結論

前回の記事でも申し上げたように「人生即行動」という行動論が非常に流行っている。
それ自体悪いことではないが、「人生即行動=人生無計画」だと捉えず、柔軟な計画を持って人生を歩んでいくことが大切だと思う。

ここまで人生計画の大切さを説いてきたが、具体的な人生計画の立て方については本多静六氏著「人生計画の立て方」を参考に設計してほしい。
また、「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略」も現代においての人生設計に役立つと思うので、興味がある方は一度目を通してほしい。